← KAMON DESIGNの制作例へ

WRITING SAMPLE / 自主制作・顧客への納品実績ではありません

やることが多すぎる人へ。仕事の優先順位を決める4つの考え方

ポートフォリオ用サンプル記事|想定媒体:社会人向けWebメディア|文字数:約2,000字

はじめに

朝の時点でやるべきことが10個ある。どれも急ぎに見える。とりあえず目に入ったものから手をつけて、気づけば夕方——それなのに、一番大事だった仕事にはまだ着手できていない。

こうした状況は、能力や意欲の問題ではありません。優先順位を決める「基準」を持っていないだけです。基準がなければ、人は自然と「早く終わりそうなもの」「催促された順」で手をつけてしまいます。

この記事では、明日から使える優先順位の考え方を4つ紹介します。

1. 「緊急度」と「重要度」を分けて考える

もっとも基本になるのが、タスクを次の2軸で分類する方法です。

緊急度と重要度の組み合わせ
緊急度:高緊急度:低
重要度:高① すぐやる② 予定を入れる
重要度:低③ 手短に済ませる④ やらない

多くの人が消耗するのは、③の「緊急だが重要ではない仕事」に時間を奪われるからです。急な問い合わせ、確認だけの会議、すぐ返さなくてもよいメール。これらは緊急に見えるため、つい先に処理してしまいます。

一方で、成果に直結するのは②の「重要だが緊急ではない仕事」です。資料の質を上げる、業務の手順を整える、新しい提案を考える。締め切りがないため後回しにされがちですが、ここに時間を割けているかどうかが、半年後の差になります。

ポイントは、②を「空いた時間にやる」と考えないこと。 空いた時間は永遠に来ません。あらかじめカレンダーに枠を確保してしまうのが確実です。

2. 「終わったときのインパクト」で並べ替える

重要度の判断に迷ったときは、こう問い直してみてください。

このタスクが終わったとき、誰の、何が、どれくらい前に進むか?

たとえば「議事録の清書」と「見積書の作成」が同時にあるとします。議事録は自分の理解が整理されますが、それで止まっている人はいません。一方、見積書は先方の意思決定を止めています。自分以外の誰かを待たせている仕事は、優先度が上がります。

逆に言えば、丁寧さにこだわりたくなる仕事ほど、実は誰も待っていないケースがあります。時間をかける価値があるかどうかは、完成度ではなく「その先に何が動くか」で判断すると迷いが減ります。

3. 「所要時間」ではなく「着手できるか」を見る

「5分で終わるものから片付ける」という方法はよく紹介されますが、これは万能ではありません。細かい作業を10件片付けても、重い仕事は1ミリも進んでいないからです。

代わりに有効なのが、「今すぐ着手できるか」で分けるという視点です。

3つ目に該当するタスクは、実は「作業」ではなく「考えること」がタスクです。この見分けがつかないまま机に向かうと、時間だけが過ぎていきます。最初の一手を決めるところまでを、独立したタスクとして扱ってください。

4. 急な仕事が入ったときの判断基準を先に決めておく

計画を崩すのは、たいてい割り込みの依頼です。ここで毎回悩まないために、判断の型をひとつ持っておくと安定します。

依頼を受けたとき、次の順番で確認します。

  1. 本当の期限はいつか — 「なるべく早く」は期限ではありません。必ず日時を確認します
  2. 自分がやる必要があるか — 引き継げる相手や、既存の資料で代替できないかを考えます
  3. 今の予定のどれを後ろにずらすか — 何かを足すなら、何かを動かす必要があります

特に3つ目が抜けると、単純に自分の負荷が増えるだけになります。「お受けします。その代わり、〇〇の提出を明日午前に変更させてください」と伝えられるかどうかで、働き方は大きく変わります。

まとめ

優先順位づけは、センスではなく手順です。今日から意識できることを整理します。

すべてを一度に変える必要はありません。まずは明日の朝、10個のタスクを眺める前に、「今日一番動かしたいものはどれか」を1つだけ決めてみてください。それだけで、夕方の景色は変わります。